リーグ戦レポート(2009年5月)

開催日:2009年5月26日13時~
会場:ミスチョイスQ(高円寺)

参加者(50音順)
綾辻行人(作家)/折原みか(アイドル)/片山まさゆき(漫画家)/こしばてつや(漫画家)/ジョン・オコーナー(タレント)/竹内幸輔(声優)/ベンジャミン・ボアズ(麻雀研究家)/本そういち(漫画家)/ライアン・モリス(翻訳家)
以上9名 ※黒子としてケネス徳田が1ゲーム消化。

リーグ戦結果(第4節)
  綾辻 折原 片山 ケネス こしば ジョン 竹内 ベンジャミン ライアン
#1 10.1 51.3 56.6   -15.3 14.3   -15.7 -55.2 -46.1
#2 -2.0 -1.5     -44.9 71.0 68.7 24.6 -24.6 -91.3
#3 8.8 -16.4     -16.9 5.0 54.7 52.8 -45.2 -42.8
#4   1.8 -56.3 -47.9 7.1 76.6 54.3   -13.5 -22.1
16.9 35.2 0.3 -47.9 -70.0 166.9 177.7 61.7 -138.5 -202.3

【GPCリーグ戦 第4節 ミニレポート】

クラシックな麻雀も面白い

最近、どこで麻雀を見ても、満貫、ハネ満が飛び交う、いわゆる打撃戦の麻雀ばかりが目につくが、守備型の4人が必死で牌を止め、相手にアガらせないように打つ麻雀も、見ていて面白い。
GPCリーグ戦の第5節、1回戦のA卓では、最近珍しい「投手戦」の麻雀が見られた。とにかく、みんなむやみに危険牌は場に出さない。そして、逆に、安全に見える牌を待ちにして、アタリ牌を引き出させようと工夫していた。
A卓の起家は、第5節から参加の漫画家・こしばてつや。かつてのヒット作「天然少女 萬」の主人公に「マンズの萬」の字をあて、週刊連載を抱えながらも、毎週5日は麻雀を打つという熱狂的麻雀ファンである。以下、おりりんこと折原みか、京都から参戦のミステリーの大家・綾辻行人、ナニワのヘンなガイジンで翻訳家のライアン・モリスが座る。
東1局は、おりりんが食いタンの500・1,000をツモアガり、続く東2局、綾辻にチャンス手が入った。

ドラ
綾辻は、こしばが切ったをポンしたのだが、ここからの打牌が難しい。
現状の受け入れの広さを優先すれば、打が正解となる。をチーして待ちになるのがベストである。
 だが、上家がそんなに甘い牌をチーさせてくれるだろうか? もちろん、上家にもテンパイが入って、が余れば鳴かせてくれるだろう。でも、そう都合よくいくものだろうか。
綾辻は少し考えて、打とした。この一打、味がある。
テンパイ打牌がなら、カン待ちはかなり警戒されるが、イーシャンテンの段階で切っておけば、逆にヒッカケとなる。早々にからを切ってカンに決め打つだろうか? と、考えるからだ。
 次巡、をツモり、打。さらにが出やすい状況を作ると、ドラのを暗刻にして打。最高のテンパイとなった。
ポン ツモ

ドラ
 結局、相手からはこぼれず、自分でをツモアガったのだが、牌の効率だけでフツーに打としていたら、ドラが暗刻ってもまだテンパイしなかったのである。綾辻が「手順を間違えず」に、満貫をツモアガった。
 この後はほとんどが流局。綾辻がトップ目のまま、地味~な展開が続いていたが、南2局3本場、おりりんが親満をツモり、逆転。
 しかし、すかさず次の4本場で綾辻が仕掛ける。

ドラ
 手変わりを待てばピンフの多メンチャンにもなりそうだが、捨て牌と場況からは盲点になっていた。綾辻の手にがポツンと残っていたのも、偶然ではなく、タンキになったらこれでリーチをかけてやろうという魂胆だったに違いない。というような形で持っていたわけでもないから、一層このタンキは読みにくかったのだ。
 これにおりりんがつかまり、満貫放銃。トップ目の座を綾辻に明け渡してしまった。
 が、最近のおりりんは強い。普通なら、ここで勝負はほぼ決するのだが、続く南3局、綾辻の親番で満貫をツモ!
ツモ
ドラ 裏ドラ
 再度逆転し、綾辻に競り勝ってトップとなったのである。

本、またしても未曾有(みぞう)の不ヅキに見舞われる!!

本「今日のオイラはツイてるかも~!」
 と、B卓では、東1局から本そういちがいきなりダブリーをかける。しかも、ピンフもついて待ちもよし。
ドラ
 が、これがなかなかアガれない。ツモれないし、相手の手の中からも出てこないのだ。
本「あっれ~おかしいなぁ......これアガれなかったら、また不ヅキに見舞われそうだよ」
 と、本の悪~い予感が的中し、流局。
本「早いリーチはって言うからさぁ、みんな止めちゃったんじゃないのぉ~? ワッハッハ!!」
 鉄板リーチがアガれなくても上機嫌だったが、悪い予感はさらに的中。
 結局、この日も、ラス、3着、ラス、3着で大マイナスを重ね、ブッチギリの最下位になってしまった。
本「ワッハハハハ!! 麻雀って本当に面白いし、怖いよねぇ!!」
 そしてまたこの日も、果てしなく上機嫌なのであった。

ベンジャミン大噴火

 今回から初参加のもう1人のメンバー・声優の竹内幸輔は、自分で決めたセオリーをきっちり守るタイプ。
 2回戦の南2局1本場の親番では、
ポン

ドラ
 このイーシャンテンからを迷わずチーして打とした。ドラポンは難しいにしても、ポンでも親満になるだけに、かなりもったいないように見える。が、これが竹内のスタイルなのだろう。「迷わずに」鳴いたことから、それがうかがえる。
ちなみにこの時は2着目で、トップとの点差は7,000点程度だったが、この後ツモってきたもカンせずツモ切り。「どうしてもこの局で逆転してやろう」とはせず、自然に、ある種成り行きにまかせつつ打っていた。
結果、これが功を奏したか、この手もきっちりアガり切り、さらに連荘してトップ目に立った。
 が、南3局、それまでハコテンに近かったベンジャミンが息を吹き返してきた。

ドラ
 ドラが暗刻のリーチをかけたベンジャミン。これに対し、ライアンが、

 高目一気通貫のリーチで追いかけたが、をつかんでベンジャミンに親満の放銃となってしまった。
 これを皮切りにベンジャミンは怒涛の連荘を開始し、ついにはトップ目に立つが、マクられた竹内もダマってはいない。
 南3局4本場では、「これ以上好きに打たせていたら止まらない!」とばかりに、竹内が空中殺法を繰り出す。
竹内「チー」「チー!」「チー!!」「チー!!!」
 と、なんと4回もチーをして、
チー チー チー チー ロン
ドラ
 必死のパッチで3,900点をロン。恥も外聞も捨て、ベンジャミンの親を蹴って、トップを奪い返したのであった。
 竹内は、この決死の裸タンキ成功もあり、初参加で(2回戦から参加し)3戦全トップとし、トータル成績でも首位に立った。

 第4節が終了し、ライアンとジョンの2名が規定打数に到達した。
ジョンはGPCリーグでは、はじめて大きくプラスし、これまでのマイナスを埋めることができた。が、ライアンは2回戦以降、振込みマシーンのようにアタリ牌をつかまされまくって大マイナスを重ねる結果に。これまでの貯金を吐き出し、一気にマイナスまで落ち込んでしまった。
どないしたん、ライアン!?
(文中敬称略)
リーグ戦途中経過(第4節終了時)
順位 選手名 打荘数 成績 賞金額
1 竹内幸輔(声優) 3 177.7 ¥35,000
2 ベンジャミン・ボアズ(麻雀研究家) 7 172.8 ¥12,250
3 折原みか(アイドル) 10 91.3 ¥5,250
4 片山まさゆき(漫画家) 9 80.4  
5 先崎学(プロ将棋棋士) 4 55.9  
6 梶本琢程(麻雀評論家) 4 35.7  
7 福本伸行(漫画家) 6 34.5  
8 綾辻行人(作家) 6 29.9  
9 ジョン・オコーナー(タレント) 14 -17.9  
10 ケネス徳田(黒子) 1 -47.9  
11 こしばてつや(漫画家) 4 -70.0  
12 ライアン・モリス(翻訳家) 15 -83.5  
13 馬場裕一(ライター) 5 -108.7  
14 本そういち(漫画家) 8 -350.2  
賞金総額 ¥52,500

※リーグ戦は、12月を最終節に設定するため、全11節に変更となりました。
※規定打荘数は12回。
※賞金は2009年5月25日現在の暫定金額。

すでに大きなマイナスを抱えた方もいらっしゃいますが、GPCルールは、1回のトップで最低50ポイントが入る麻雀です。また、全11節のうち、たった4節を消化したところです。なので、まだまだ最下位の本さんにも逆転優勝のチャンスあり!? 協賛者様のご協力次第では、まだまだ賞金額はアップするかもしれません。皆様、頑張ってください!!

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