開催日:2009年4月17日13時~
会場:ミスチョイスQ(高円寺)
参加者(50音順)
折原みか(アイドル)/梶本琢程(麻雀評論家)/片山まさゆき(漫画家)/ジョン・オコーナー(タレント)/先崎学(プロ将棋棋士)/馬場裕一(ライター)/福本伸行(漫画家)/ベンジャミン・ボアズ(麻雀研究家)/本そういち(漫画家)/ライアン・モリス(翻訳家)
以上10名
| 折原 | 梶本 | 片山 | ジョン | 先崎 | 馬場 | 福本 | ベンジャミン | 本 | ライアン | |
| #1 | -34.4 | 59.2 | 6.8 | -47.5 | 20.3 | -18.5 | -80.9 | 95.0 | ||
| #2 | 10.8 | -74.5 | 109.3 | -26.2 | -2.0 | 73.4 | -32.8 | -58.0 | ||
| #3 | 57.3 | -16.0 | -17.0 | 11.3 | -44.3 | 4.0 | -51.8 | 56.5 | ||
| #4 | 65.6 | 3.4 | -22.8 | -17.2 | 5.3 | 52.2 | -46.2 | -40.3 | ||
| 計 | 133.7 | -31.0 | 43.2 | -107.5 | 55.9 | -20.9 | -26.0 | 111.1 | -211.7 | 53.2 |
【GPCリーグ戦 第3節 ミニレポート】
片チンは上機嫌である
はじまったばかりの麻雀サークルGPCの月例リーグ戦は、早くも3節を消化した。今回は、プロ将棋棋士の先崎学、漫画家の本そういち、アメリカ人麻雀研究家で留学中のベンジャミン・ボアズが初参加し、総勢10名! あまり派手な活動はしていないのに、各界から「なんかいいスローガンだね!」と、沢山のグッドプレーヤーが集結し、はじめて複数の卓が立った。
片チン「すげぇ!今日は2卓も立った。わーい、2卓だ、わーい!」
と、年甲斐もなくハシャぐ片チン代表。それもそのはず。片チンにとっては、ただ麻雀の卓が2つになったというだけではない。片チンが投じた小さな一石が「いいね!」「おもろそうだね!」と賛同を得、スポンサーや参加メンバーの皆様、そして「近代麻雀」をはじめとする関係者各位のご理解とご協力を得たことによる、念願の「2卓」だからである。
片チン「わーい、2卓だわーい!みんなと麻雀打てる、わーい!」
とにかく、片チン代表は嬉しそうだった。嬉しいけれど、新加入メンバーにも容赦はしなかった。
1回戦A卓についたのは、起家から片チン、ベンジャミン、ジョン、先崎。
トップを走る片チンがオーラスでリーチをかける。
親の先崎はこれに対抗すべく、グイっとツモに力を入れる。ドラトイツの手で最後の親だ。ある程度は突っ張らなければならない。が、ション牌の
をつかんだ先崎は、オリ気味に打ち回した。自分はラス目だから全部勝負でもよいが、上の3者はトップを争っている。上位の勝負に割って入るなら、自分の形がある程度できてからだ。おそらく、先崎はそういう腹づもりだったのだろう。
片チン追撃に名乗りをあげたベンジャミンは3着目だったが、純チャン三色のイーシャンテンでこちらはグイグイ押す。












ドラ
カンチャンが2つ残ってはいるが、カン
さえ入れば、片チンが
を1枚切っており、その周りもほどよく切られているので、なかなかよさそうな待ちである。他家がつかんだら切ってくれる可能性が高いし、何よりも、この手を完成させればトップになれる......と、そんな読みや夢や希望が渦巻く卓上だったが、片チンがペチコン、とツモ牌を手繰り寄せて終局となった。












ツモ
ベンジャミンの目は片チンの
暗刻一点に注がれた。そう、片チンは4枚目の
を涼しい顔でツモ切っていたのである。
先崎の目は片チンの
トイツ一点に注がれた。
は結果的には通っていた牌であった。しかし、これも結果論だが、
を通していても、先崎のアガリはなかったのであった。
2卓も立つわ、トップをとるわで上機嫌の片チン代表なのであった。
オイラも上機嫌だからグッドプレイヤーかな?
一方、B卓のメンバーは、起家から本、福本、梶ヤン、ライアンだった。こちらでブイブイ言わせていたのはライアン・モリスだった。
いつもド高い手をヤミテンで炸裂させてアメリカン魂を見せ付けてくれるライアンだが、実はジャパニメーション・オタクだったりする。そんなことはどうでもよくて、またまたスゲェ手をアガってくれた。
東4局、親のライアンの手は、












ツモ
ドラ

ドラ2の9,600点でテンパイしていた。そこに
をツモったライアンは打
。タンキの18,000点に受け変えた。そして次巡、











ツモ
をツモって打
。
待ちに受け変えると、さらに次巡、











ツモ
をツモり、ツモり四暗刻の手に仕上げたのである!!この被害にあったのは梶ヤンだった。












ツモ
ライアンの手変わりを待っていたかのように
を暗刻にし、ここから
を切ってズドン!!24,0000点を一気に失うという憂き目にあった。
ライアンはこのアガリが決め手となって、1回戦は95Pの大トップ。
反対に、参戦初日からドツカンポの人となったのは、本選手。
こんなことがあった。
東4局2本場。親のライアンが食いタンで仕掛け、
のトイツを1枚切ったところで福本からリーチ。











ツモ
ドラ

仮テンでピンフイーペーコーの手変わりを待っていたが、ライアンの
トイツ落としを読んで打
でリーチしたのだ。ライアン、福本の一発消しのチーをしてイーシャンテン。打
といくかと思いきや、なんと現物を抜き打ってオリ。その後も手が進みそうになるが、ライアンは
をあくまでも切らなかった。福本の読みは当たっていたのだが、外れていたのはライアンの手の進行具合がまだまだだったことで、肩透かしを食らう結果となった。
ワリを食ったのは、国士無双を狙っていた本だった。福本のリーチを受け、国士からオリに回る。通常、国士狙いなら手中は安全牌の宝庫となり、楽勝でオリられるハズなのだが、なぜか危険(に見える)牌ばかりが押し寄せ、手詰まりに。
仕方なく、
に手をかけることになってしまった。本「ウッソーン。
がアタるのぉ??」福本「ライアンの
がトイツ落としだと思ったから狙ったんだけど、違ったんだ?」ライアン「いや、トイツ落としやったけど、狙われてると思ってやめたんよ」
本「オイラは狙われてもいないのに、打っちゃったの~ん?」
こんなこともあった。
南2局、ライアンがリーチ。捨て牌はタンヤオ系だが、手の内はこんなだった。












ドラ
これに飛び込んだのが、またしても本。しかも一発で6,400点だ。
本「ワハハ! また
がアタっちゃったよ~ん!」これを見て、観戦していたバビィが一言。
バビィ「ツキを失うと、アタらなさそうな牌がアタるんだねぇ......」
これに対し、ライアンがポツリと一言。
ライアン「本当、コワイすね......」
本「アンタが一番コワイよ!! ワッハハハハハ!!」
ドツカンポの本は、自分でツッコミ自分で大爆笑。
断っておくが、あまりの不ヅキに本が壊れてしまったワケではない。この人は普段からハイテンションで、勝っても負けても上機嫌なのだ。
福本「でもアレだね。本さんはボロ負けしても上機嫌だからグッドプレイヤーだね」
本「アレだねってことは、ウルサイけどってこと? でもオイラ、グッドプレイヤーと認められたからいいや! ワーッハハハハッ!!」
本はこの後もドツカンポの嵐に見舞われ、4回戦中3ラス、3着1回と絶不調だったが、終始やかましく、否、上機嫌であった。
勝負師は負けず嫌いなのだ
GPCも濃ゆ~いキャラが集いはじめたが、見た目、大人しそうなこの人も、実はアツいハートの持ち主なのだ。プロ将棋界から参戦中の先崎が、対局の合間にルービックキューブをクルクル回して遊んでいたところ、片チン代表がチャチャを入れる。
片チン「先崎さん、将棋のプロならカンタンにできるでしょう」
先崎「ええ、カンタンですよこんなもの」
片チン「.........まだできないんですか?」
先崎「もうすぐできますって......」
片チン「.........まだぁ?」
先崎「............もうすぐ!」
運営「ハイ、じゃあ2回戦はじまりますので卓についてください。先崎さん、はじまりますよ、先崎さん。先崎さんってば!!」
先崎「ホラ、できた!!!」
誇らしげに先崎がルービックキューブを見せつけようと振り返った時には、すでに片チン代表は卓について親決めをしているところだった。
この片チン代表の挑発行為(?)が先崎の勝負師魂に火をつけたのか。2回戦の東1局、いきなりA卓から驚嘆の声があがる。
ざわ...ざわっ!!












ツモ
なんと、先崎がいきなり親で四暗刻をツモったのであった。
先崎はこの後も丁寧に打ちまわし、GPCリーグ初日をプラスで終えたのであった。
今回の戦いの中で特筆すべきは、おりりんこと折原みかの大プラス。
折原「1回戦は勉強させてください」
と、緒戦は他の選手たちの闘牌を真剣に観戦。これが功を奏したのか、2着、トップ、トップと大噴火し、参加10名中トップの成績で終えた。トータル成績も4位に浮上。おりりんは、GPCを通じてグングン成長中なのだ。
また、第1節、2節とマイナス続きのジョンは、今回もまた大マイナス...。ジョン以上に不調だった本がいたため最下位は間逃れたが...っていうか、11人中8名マイナスってすごくね!?
(文中敬称略)
リーグ戦途中経過(第3節終了時)
| 順位 | 選手名 | 打荘数 | 成績 | 賞金額 |
| 1 | ライアン・モリス(翻訳家) | 11 | 118.8 | ¥34,800 |
| 2 | ベンジャミン・ボアズ(麻雀研究家) | 4 | 111.1 | ¥12,180 |
| 3 | 片山まさゆき(漫画家) | 7 | 80.1 | ¥5,220 |
| 4 | 折原みか(アイドル) | 6 | 56.1 | |
| 5 | 先崎学(プロ将棋棋士) | 4 | 55.9 | |
| 6 | 梶本琢程(麻雀評論家) | 4 | 35.7 | |
| 7 | 福本伸行(漫画家) | 6 | 34.5 | |
| 8 | 綾辻行人(作家) | 3 | 13.0 | |
| 9 | 馬場裕一(ライター) | 5 | -108.7 | |
| 10 | ジョン・オコーナー(タレント) | 10 | -184.8 | |
| 11 | 本そういち(漫画家) | 4 | -211.7 | |
| 賞金総額 | ¥52,200 | |||
※規定打荘数は12回。
※賞金は2009年3月19日現在の暫定金額。
すでに大きなマイナスを抱えた方もいらっしゃいますが、GPCルールは、1回のトップで最低50ポイントが入る麻雀です。また、全12節のうち、たった3節を消化したところです。なので、まだまだ最下位の本さんにも逆転優勝のチャンスあり!? 協賛者様のご協力次第では、まだまだ賞金額はアップするかもしれません。皆様、頑張ってください!!
